CROSS TALK
同期の若手社員2名が入社前から現在までを振り返ってクロストーク。
入社前後のギャップ、これまでにやり遂げたエピソードから、プライベートな話題まで
学生にとって近い将来の“リアルな姿”が見えてくる座談会になった。
野末 皓平
部品部 成形エンジニアリング室
成形塗装技術グループ
2019年入社
田中 夢子
パワートレーンエンジニアリング部
パワートレーン企画グループ
2019年入社
働き始めると職場の人とは家族よりも長く一緒にいることになるので、人間関係や職場の雰囲気は就職先を決める上でポイントの一つ。その点、トヨタ自動車九州は先輩方の話から、仕事もプライベートも充実している様子が伝わってきましたね。現状に満足することなく、常に改善意識をもって仕事に取り組む風土にも惹かれるものがありました。
人に憧れて入社したというのは僕も同じかな。学生時代に化学系の研究をしていたので、より学んだことがリンクしそうな企業からも内定はもらったけど、説明会や面接を通して「この人たちと一緒に働きたい」「こんな大人になりたい」とより強く感じたのがトヨタ自動車九州でした。
働き始めて学生時代にやっておけばよかったと感じるのは「英語」。トヨタ自動車九州は海外工場とのつながりもあるので、英語のスキルがあればキャリアの幅が広がります。先輩方にもTOEICなどを勉強している人が多くいるけど、仕事と勉強を両立させるのは大変そう…。時間のある学生時代に学んでおくに越したことはないよね。
同感!英語の他だと、自分の伝えたい内容を文章でまとめる訓練をしておくことをおすすめします。クルマづくりは多くの人が関わるチームプレーなので、自分の伝えたいことを言葉や文章にすることが多くあります。学生時代の論文やレポートをまとめる経験は仕事で必ず役立つと思いますね。クルマに関する専門知識は、もちろんあればベターだけど、僕自身、最初は全然詳しくなくて…。入社前、技術職の先輩方に何となく職人気質で無口なイメージをもっていたけど、実際は大違い。質問すれば丁寧に教えてくれる方ばかりで、そこはいい意味でのギャップでしたね。
私も野末君と同じで、入社前、「クルマの知識がなくてもOK」と聞いてはいたものの、本当に大丈夫なのか不安でした。私は事務職の中でも技術系に近い部署に配属されたので、最初はクルマというよりも理系の共通言語が分からず、話の内容が理解できないことばかり。でも、それを叱責されるようなことはなかったですね。「最初は誰でも分からないもの」という共通認識のもと、実際の業務を通して覚えていけるから、そこは安心だよね。
先輩方を見ていると、残業する時は集中し、ダラダラと仕事をせずに退社しています。私は作業に時間がかかるので、先輩方が定時で退社すると焦っていたけど、上司から「自分のペースで納得するまでやっていい」と言われて気が楽になりました。かといって残業ばかりするのではなく、メリハリをもって働くように意識。残業した翌日はフレックスタイムで遅めの出社にしたり、在宅勤務を活用したり、業務の内容や状況に応じて働き方が選択できるので助かっていますね。
新しい工程のテストは稼働が止まっているタイミングで行うので、休日出勤することもあります。その分、平日に代休がとれるし、申請すれば有給休暇も取得しやすいので、プライベートの予定に合わせて休めています。僕も書類をまとめる作業などの時は在宅勤務をするけど、自分の裁量で予定が決められるから働きやすいよね。
私のグループはメンバーの約4割が女性で、うち2人は子育て中。就活中に出会った先輩も仕事と子育てを両立させながら働いていたし、結婚や出産を経て活躍している先輩社員が多くいることが心強いですね。私が海外で働きたいという夢を自然ともてたのも、先輩方が活き活きと働いている姿を日々目にしていること、その頑張りを応援する社内制度が整っていることが関係していると思うな。
環境面でいえば、社員寮の存在も大きいですね。寮での生活を通じて同期との交流を深めることができました。私は今も寮生活ですが光熱費は会社でサポートしてもらえるし、帰宅すればお風呂が沸いているし、快適です!
寮自慢なら、女性寮のことも紹介させて!最近新しくなってとてもキレイだし、セキュリティ面でもより住みやすくなりました。社員寮のほかに福利厚生面では「カフェテリアプラン」がうれしいよね。毎年ポイントが支給され、そのポイントがいろんなメニューに使える制度で、旅行代金の補助にあてたり、自己研鑽に使ったり、みんな思い思いの使い方をしています。
休日の楽しみは入社してから始めたゴルフ。同じグループにゴルフをする人が多くて、クラブも先輩からもらいました。一緒に練習に行ったり、コースでラウンドしたり、休みの日も先輩には仲良くしてもらっています。
私も上司と家族ぐるみで仲がよくて、上司一家と遊びに行くこともあるくらい。会社とは違う上司の“パパ・ママの姿”から意外な一面を発見しています。あとは、金曜日に休みをとって2泊3日で韓国旅行をするのが楽しみかな。北九州空港が近いので気軽に行けていたけど、今は新型コロナウィルスの影響で行けないのが残念…(涙)
僕はゴルフ以外だと、中古で買った「トヨタ86」でドライブするのがリフレッシュタイム。田中さんの愛車は?
私は「パッソモーダ」だよ。ブラックとベージュのツートンカラーがお気に入り。クルマを買うのもそうだけど、社会人になると学生時代とは使えるお金の額が変わって、大人になったことを実感するよね。ボーナスもしかり。私は将来のことを考えて、8割は貯金にまわしています。
その模範解答の後に言いづらいんだけど…(笑)僕はクルマのローンを払ったり、同期と遊びに行ったりして、ボーナスは使い切る派です!
レクサス車の生産に関わる影響力の大きな仕事に早いうちから携われるというのは、トヨタ自動車九州の魅力。塗装のプロセスを見直し、塗料の使用量削減、コストダウンにつなげるプロジェクトに入社2年目で参加できました。もちろん、先輩、上司、工場の皆さんのサポートがあってのこと。自分たちが試行錯誤した塗装の新しい手法によって、実際にレクサス車が生産されているので、大きなやりがいを感じましたね。
私はクルマの心臓部であるエンジンやトランスアクスルの製造工場で、新しい装置の生産工程を構築する際のプロジェクトに関わっています。原価、収益などの金額面まで把握した上で、プロジェクト全体の進捗スケジュールを管理する仕事で、仕様の変更などでトヨタ自動車とのやりとりも多いですね。様々な部門の人とやりとりする上で、丁寧な意思疎通の大切さを学んでいる最中。「やってくれるだろう」「わかっているだろう」という甘い考えが、認識のずれにつながることを失敗から痛感しました。
その話、すごく分かる!新しいやり方を試すためのテストで工場の人に協力してもらうことが多くあるけど、自分では段取りしたつもりでもシミュレーションが甘くて、現場に迷惑をかけた苦い経験が僕にもあります。それ以来、多くの人に動いてもらう上では、細かな確認、連絡を決して疎かにしないように意識。工場には毎日足を運んで現場の方と話をするけど、事務的に仕事のお願いをするだけではなく、世間話も交えて互いを理解し、関係性を深めておくのも大切ですね。
新車に関するプロジェクトは年単位の長期戦で、まだ最後まで関わったことがありません。先輩方からやり遂げた時の達成感を聞いているので、私もその感覚を早く味わいたいです!また、海外の工場に出向した経験のある先輩の話を聞くうちに、自分も海外でプロジェクトの立ち上げに参加してみたいという目標ができました。入社前は事務職が海外で活躍するイメージがわかなかったけど、チャンスがあると分かったので、モチベーションになっています。
私は量産車の生産準備を担当しているので、新車のプロジェクトに関わることが目標。まだ世に出ていない新しいクルマづくりができるというのは、トヨタ自動車九州を志望した理由の一つでもあるから、実現できるようにもっと成長していかねばと思っています。