01入社を決めた理由
九州から世界へ。
世界と闘うクルマを生み出す姿勢に共感し、入社を決意
学生時代はアメリカンフットボールに熱中し、九州から日本一を目指していました。トヨタ自動車九州は、九州から世界に向けて「レクサス」を生産しています。九州の地から、世界の自動車メーカーと戦うクルマを送り出す―。その姿勢に共感しました。また、本社のトヨタ自動車と比べて会社の規模が小さい分、自分に与えられる役割や成長の可能性の大きさに魅力を感じたことも入社を決意した理由です。
02現在の仕事内容
製造スタッフの人数をコントロールし、クルマづくりを支える
私の仕事は、生産計画に応じて過不足ない人数で生産ができるよう、製造スタッフの人数を調整することです。人員不足だと生産ができず、逆に人員余力だと、生産しても利益が出なくなってしまうため、過不足ない人数で生産を行うことは会社にとって非常に重要です。トヨタ自動車九州には3つの工場があり、合わせて約8,000人もの製造スタッフが働いています。クルマはお客様の注文を受けてから生産するため、受注状況によって工場に繁閑差が発生します。減産時で余力が発生するときは、トヨタグループの別会社の生産に協力するため製造スタッフを応援派遣することもあります。
反対に、新車種の立ち上げや増産などで増員が必要な時は、新規に採用を行ったり、グループ会社から応援の受け入れを行ったりするなど、工場がスムーズに稼働するように調整しています。

03仕事でのエピソード
製造スタッフ300人をトヨタグループに応援派遣、新車種立ち上げに貢献

日本国内にはトヨタグループの車両やエンジンなどのユニットを生産している工場が数多くあり、グループ間の生産状況に応じて製造スタッフの応援派遣が行われています。
トヨタ自動車としても、トヨタグループの生産に最大限貢献すべく、2016年後半から17年前半にかけて、愛知・大阪・東北などにあるグループ7工場に、延べ300人もの製造スタッフの応援派遣を実施。応援先では、当社のレクサス生産で培ってきた熟練の腕を活かして、C-HRやタンク・ルーミーなど、グループ各社の新車種立ち上げに即戦力として大きく貢献してもらいました。
普段と異なる環境で安心して働いてもらうため、自社工場と関連のある職場に配属してもらうように応援先との調整を行いました。
また、社員の衣食住の環境整備も大切な業務。特に気を遣ったのは食事です。応援先の従業員寮の周辺に飲食店や弁当店がない場合、応援先と交渉して寮で食事を提供できるようにしてもらったことも。
今回、自分が送り出し、応援を終えて戻ってくる社員の苦労を労うため、JR小倉駅まで迎えに行きました。無事に新幹線から降りてきた社員を見てひと安心。今では良い思い出です。
04トヨタ自動車九州の雰囲気
会社の隅々まで行き渡る「改善」の意識
トヨタといえば「改善」が有名ですが、トヨタ自動車九州では製造現場だけでなく、事務系の管理部署でもその意識が根付いています。例えば、職場内でチームをつくり、業務の課題や困り事を共有して、どうしたら改善できるかをチーム内で考えて提案していきます。
改善案が出たら積極的にチャレンジ。意見や提案を否定するのではなく、「やってみよう」という雰囲気の中、実行していきます。このように日々「改善」を意識し、余分な仕事の洗い出しをしたり、新しい発見やアイデアを出したりする風土が根付いているのです。
そのほか、トヨタが培ってきた問題解決手法やノウハウを学ぶための社内研修が設けてあり、スキルアップの機会が多いのも当社の特長。トヨタの理念である「モノづくりは人づくりから」という言葉が表すように、「人財育成」に力を入れている会社だと感じます。

05これから挑戦したいこと
スキルを磨き、みんなから頼られる一人前の人事担当者へ
生産計画の変化に機敏に対応しなければならない今の職場では、新車種の立ち上げや工場の稼働状況、将来立ち上がる新車種の情報など、会社全体のさまざまな動きを知る必要があります。スムーズに人員確保できるよう国内外のニュースや労働市場の動きにもアンテナを張っていなければなりません。工場では、私が採用した製造スタッフが働いている姿を見かけることもあり、いきいきと働いている製造スタッフの様子を見ると、「私の仕事が工場の稼働を支えている」とやりがいを感じています。いま何をするべきなのか。自分にできることは何か。常に考え、実行できる人事担当者へ成長していきたいと思っています。
- 8:30
- 出社&メールチェック
- 9:00
- デスクワーク
- 11:00
- 製造部との打ち合わせ
- 12:00
- 昼食休憩
- 13:00
- デスクワーク
- 14:00
- 派遣会社との
ミーティング
- 16:00
- 本社とのTV会議
- 17:00
- デスクワーク
- 18:30
- 業務終了、帰宅
人財開発部は採用、教育、福利厚生などの業務を担い、従業員が安心して働ける環境を整えます。中でも私が所属する技能系人財グループは、製造スタッフの定期採用や工場の生産状況に連動した要員の調整を担当しています。
