事業フィールド

BUSINESS FIELD

事務職

国内外の工場に
出荷する大量の製品の
生産計画を司る

田中 優年
パワートレーンエンジニアリング統括部 生産管理室 生産計画G
2020年入社

01入社を決めた理由

「TEAM Kyushu」として、モノづくりで九州に貢献できる

就職活動を進めていく中で、自分を育ててくれた九州に恩返しができる仕事がしたいと思うようになりました。トヨタ自動車九州は「TEAM Kyushu」として、部品メーカーをはじめとする九州の企業と一体となってクルマづくりを行っていると知り、興味がわきました。さらに、レクサス車を製造しているという点が入社を後押ししたポイントです。ただ移動するだけではなく、移動中もお客様が笑顔でいられる素晴らしいクルマづくりに携わりたいと思うようになりました。

02現在の仕事内容

国内外のトヨタ工場に出荷する膨大なユニットの生産計画を立案

ハイブリッド車に搭載されている「トランスアクスル」(モーターなどが組付けられたユニット)の生産計画を立案しています。小倉工場では、トヨタ自動車九州以外にも国内外のトヨタの車両工場向けのトランスアクスルも生産しているため、その数は月に数万台になります。製造する台数やタクト(1台当たりにかかる秒数)などを検討し、無駄のない生産計画を現場に指示することが私の役割。計画立案後に、車両工場の生産台数に変更やトラブルがあった場合には、生産指示の変更なども行っています。
急な減産の時など大きな台数変動がある場合は、非稼働日を入れるのか、タクトを落とすのかなど多くの計画のパターンを検証します。決められた台数を無駄なく生産するために、その中からベターだと思われると思われる選択肢を決定。私が指示した計画をもとに工場の多くの人が動き、出荷先も国内・国外と幅広く影響が大きいため、責任と共にやりがいの大きな仕事です。

03仕事でのエピソード

コロナ禍の不安定な状況の中、度重なる計画変更を迫られる

打ち合わせ風景

新型コロナウイルスの影響で工場の稼働が不安定になった時期は、試練の連続でした。海外の部品メーカーがロックダウンによりストップしたので部品の供給が追い付かず、クルマをつくりたくても部品が足りないという状況に。国内外の車両工場が次々に非稼働になったことで、トランスアクスルを各工場に出荷する小倉工場の生産計画にも大きな影響が出ました。
日々刻々と状況が変化する中、製造部の責任者と毎日のように話し合い、小倉工場の稼働を検討しました。稼動するかの判断は、製造現場の皆さんはもちろんのこと、「TEAM Kyushu」として工場に部品を納めている部品メーカーの方にも大きな影響を及ぼします。現場の混乱や負担をできる限り抑えるための情報共有や最善の生産計画をその都度考え、製造現場の柔軟な対応のおかげで乗り切ることで、私自身、成長させてもらいました。

04トヨタ自動車九州の雰囲気

若いうちからチャレンジできて、周囲がサポートしてくれる

私は2年目から生産計画業務を任されていますが、こんなに早く責任ある仕事が担当できるとは思っていませんでした。先輩方のようにスムーズにいかないことへの焦り、責任が伴う仕事へのプレッシャーは大きなものでしたが、分からないことがあれば先輩や上司にすぐに相談できる雰囲気・環境に助けられ、日々チャレンジできています。
また、私が勤務する苅田・小倉工場は宮田工場に比べて規模は小さいですが、その分、幅広く業務を担当できるところが魅力。普段行っている計画立案業務以外にも、新しい車種が立ち上がる際の部品を手配する生産準備業務や、生産終了する車種の部品を管理する打ち切り業務など、多様な業務を経験できています。

インタビュー風景

05これから挑戦したいこと

対応できる業務の幅を広げて生産管理のスペシャリストへ

今のところ私がメインで担当できているのは、小倉工場の生産計画の立案のみです。急な稼働変更やトラブルが発生した際など、まだまだ経験や知識の不足を痛感しています。若手にチャレンジさせてくれる恵まれた環境を活かし、まだ取り組み始めたばかりの生産準備や打ち切り業務についてもスキルを磨き、一人でやれる業務の範囲を広げていくことが当面の目標です。いずれは、小倉工場・苅田工場の生産準備、生産計画、打ち切り業務について、すべて精通した生産管理のスペシャリストになりたいと思っています。

一日のスケジュール
8:30
出社・スケジュール確認
8:45
メールチェック・前日の生産実績集計
9:30
前日の日報作成
10:00
当日の出荷数・在庫の確認
11:00
車両台数情報まとめ・計画立案準備
12:00
昼食休憩
13:00
生産計画立案
15:00
現場の方との調整・打ち合わせ
16:00
部品メーカーへ情報展開
17:00
退社
17:30
業務終了帰宅
私の担当はここ!

国内外の工場から生産台数の情報が数か月先まで送られてくるので、それを元に製造現場や社外の部品メーカーと調整し、毎月の生産計画を考えています。計画後に状況が変わった際には、柔軟に対応することが求められます。

Message学生へのメッセージ

  • 就職活動中は自分がやりたいことが実現できる会社かどうかを、納得するまで見極めてほしいと思います。説明会だけで具体的にイメージできなければ、メールや電話でもいいので、直接その企業の人に話を聞いて、情報を集めることが大切です。私も人事の方に個別に質問をしたことで、入社後にギャップを感じることなく働けています。