「実力+α」の仕事に挑戦できるチャンスが成長につながる
入社1年目のこと、工場で使用される数万品目の資材品(消耗品)の調達を担当することになりました。当時は各部署がバラバラに資材品を注文していたので、似たようなアイテムを部署ごとに別の仕入れ先から購入することもありました。そこで工場全体でのアイテム集約を提案したところ、入社1年目の私が全製造部の課長を前に説明会を行うことに。あの時の緊張感は今でも忘れられません。しかし、上司のサポート、製造現場の皆さんの協力のおかげで、アイテムを集約することができ、結果的に年間約1000万円の原価低減を実現できました。
また、入社3年目にはトヨタ自動車への出向を経験。もう少し経験を積んでからという声もありましたが、自ら志願して行かせてもらえました。出向中にスケールの大きな業務を担当する中で「世界の中のトヨタ車」というグローバルな観点を養うことができ、それが、現在でも物事を判断する際の一つの柱になっています。
現在はチームリーダーの役割も任されているので、これまで私が経験してきたような達成感、やりがいを後輩に感じてもらえるようにサポートしていきたいと思っています。
少数精鋭だからこそ、自分次第でどこまでも「広く深く」成長できる
トヨタ自動車への出向を経験することで、トヨタ自動車九州の強みを再確認することもできました。例えば、調達部だけでみても人の数が違うので、少数精鋭のトヨタ自動車九州では一人が担当する品目の数が多くなります。その分、身に付けるべき知識も増えますが、それを苦労ととらえるか、チャンスととらえるかは、その人次第。向上心や好奇心をもって学び続ければ、「広く浅く」ではなく「広く深く」クルマづくりに関する知識を得ることができる環境です。
また、私のオフィスでは個人の決まった席がなく、フリーアドレスが導入されていますが、これもトヨタ自動車九州の規模感だからこその特徴。他部署の人の隣で仕事をすることができ、人脈が広がり、より俯瞰してクルマづくりについて考えられるようになりました。私自身、これまでずっと調達部門で働いてきたので、他部署との交流をきっかけに、違った立場で「いいクルマづくり」に貢献したいという新たな目標も生まれています。
自由度の高いワークスタイルを活用しながら、仕事と子育てを両立
育児休暇を経て、仕事と育児を両立させながら働いています。フレックスや在宅ワーク、時短勤務などの制度のおかげで、職場復帰前にイメージしていたよりもはるかに無理なく、両立が図られています。また、週に1回、グループ全員で業務内容を共有するミーティングがあるので、急に出社できなくなっても誰かがフォローしてくれる体制が整っていることも有難いですね。忙しい時にはどうしても仕事優先になってしまいがちですが、「仕事は代われるけど、家庭は代われないから。もっと肩の力を抜いて」と、上司から気を配ってもらえるような温かい職場です。