事業フィールド

BUSINESS FIELD

技術職

ITのチカラで
クルマづくりを
強力にサポートする

飯尾 航史
デジタル変革推進部 業務変革室技術・製造G
2016年入社

01入社を決めた理由

旅の思い出の一部となるクルマに、移動手段以上の魅力を感じる

子供の頃から家族でドライブに出かけることが多く、クルマで過ごした時間も楽しい思い出として残っています。そのため、移動手段としてだけではなく、物語を紡ぐことができるクルマに魅力を感じていました。トヨタ自動車九州では学生時代の先輩が何人も働いており、若いうちからやりがいのある仕事にチャレンジできると聞いたことで、自分も働いてみたいと思うようになりましたね。これまで学んできた電子制御や情報処理の知識を活かして、クルマづくりに関わりたいと考え入社を決めました。

02現在の仕事内容

設計業務のプロセスをデジタル化して、効率的な設計を実現

私が所属するデジタル変革推進部では、IT技術を活用して業務をデジタル化したり、部署間のデータを連携したり、仕事の効率化を推進する役割を担っています。以前は事務系の業務に関わっていましたが、現在は設計業務のサポートを担当。作図、性能評価、検討結果のチェックといった設計の一連の流れの中に、ITツールによる自動化の工程を取り入れて、プロセスの短縮やミスの低減へとつなげています。
まずは設計担当者と密に意見交換を図りながら、設計業務について私自身が理解することから始まり、「こんなITツールがあれば助かる」「この業務をもっと楽にやりたい」といった、現場の声をヒアリングします。その中で、ITによって無駄を省ける工程を検討。システム開発を専門に手掛ける協力会社の方と一緒になって、開発を進めます。

03仕事でのエピソード

設計担当者の言葉の裏にある“真のニーズ”をくみとって開発する

打ち合わせ風景

以前は設計についての知識に乏しく、改善するにもどこに着目すればいいか分かりませんでした。そこから経験を重ね、設計担当者の言葉の裏に潜んだニーズをくみとれるようになってきた点に、自身の成長を感じています。担当者との打ち合わせの最中に、「なぜそのITツールを職場が必要としているのか」を考え、場合によっては別のアプローチや追加の提案を行うなど、目的に対してのベストな解決方法を模索するようにしています。
その結果、最初は設計の一部領域のみと活動を行っていましたが、現在では車両設計全体の改善を図るプロジェクトに取り組めるようになりました。職場の要望に応えるだけではなく、こちらから改善の提案をする機会も増加。そのため、世の中でどんなシステムが使われいるのか、それに対して自社の取り組みは遅れをとっていないかといった広い視野でアンテナを張ることを意識しています。

04トヨタ自動車九州の雰囲気

自己研鑽を全力で応援してくれるポジティブな雰囲気

IT技術は日々進化しており、常に情報をキャッチアップしたり、対応する知識を修得したりする必要があります。今の職場では自分が興味のあるセミナーに積極的に参加することができ、そこで学んだ技術やスキルを次の業務や新たな学びに活かすことで、さらなる成長につながるという好循環が生まれています。それぞれが業務に必要な知識を貪欲に吸収しているので、刺激を受けながら学び続けるモチベーションになっていますね。
また、上司は新たなチャレンジに対し私の提案を尊重してくれます。その一方で、困ったときにはすぐに相談でき、解決に向けて一緒に検討を行ってくれる心強い存在です。

インタビュー風景

05これから挑戦したいこと

クルマづくり全体、トヨタグループ全体のIT化に貢献する存在へ

設計業務はトヨタ自動車九州だけで行うのではなく、トヨタ自動車とも密に関わりながら進めます。そのため、トヨタ自動車九州だけでIT化を図るのではなく、情報を共有しながらトヨタグループ全体としていかに効率化を図るのかという課題に向き合っていきたいと考えています。
また、設計はクルマづくりにおける一部の工程です。これまでに事務、設計業務のIT化をサポートしてきたので、まだやったことがない製造系の業務にもチャレンジして、クルマづくりの全体像を把握することも目標です。将来的に、俯瞰して社内のIT化を企画、提案できるような存在へと成長していきたいと思っています。

一日のスケジュール
8:30
出社・メールチェック
9:00
打合せ準備
10:00
設計者との企画検討
12:00
昼食休憩
13:00
部内上司との進捗確認
14:00
設計マネージャーとの企画検討
16:00
地場ITベンダーとの企画検討
17:00
翌日業務準備
17:30
退社
私の担当はここ!

車両設計全体の業務改善に関わっています。3Dデータを活用した設計業務の自動化を図ったり、設計者が検証結果を一目で判断できるようなツールを導入したりして、クルマづくりをサポートする仕事です。

Message学生へのメッセージ

  • 私は新たな企画を検討する上で、まず、さまざまな情報を収集し、その中から取捨選択をしていくことを意識しています。直接関係ないと考えていた分野の技術や取組方法でも、応用することで役に立つ情報は、意外と多く存在するものです。スマホなどでいつでも調べられる環境があるので、疑問に思ったらその場で「まずは調べてみる」という習慣を身につけておくことをおすすめします。
    また、仕事を進めていく中では、壁にぶつかり悩むことも少なくありません。そんな時、学生時代の友人や同期入社の仲間は“本音で”相談にのってくれる貴重な存在です。学生時代の仲間はぜひ大切にしてほしいですね。