01入社を決めた理由
インターンシップで高品質なクルマづくりへのITの重要性を実感
出身が宮若市なので、幼い頃からイベントや工場見学に参加するなど、私にとってトヨタ自動車九州は地元の身近な企業でした。そんなきっかけもあって、大学に入ってから当社のインターンシップに参加。IT企画部での仕事を体験し、高品質なモノづくりにはITの力が欠かせないことを知りました。大学でプログラミングやAIの基礎など、情報技術について学んでいたので、そのスキルをモノづくりの分野で役立てたいと考えて入社を志望。生まれ育った地域への貢献にもつながるし、地元から世界へとレクサス車を届けることができる魅力は他の企業にはないものでした。
02現在の仕事内容
「高品質なクルマづくり」のための新たな仕組みを生み出す
組立エンジニアリング室では製造現場に対して技術的サポートを行っています。その中でも、新しい仕組みやシステムを企画開発・導入するのが私の役割。製造現場の課題や困っていることをヒアリングしつつ、社外の展示会など多方面からIT技術を中心とした最新情報を収集しています。現場のニーズや課題と技術を結び付けて、どんな設備やシステムがあれば現場が円滑に動き、より高品質なクルマづくりや、作業者の負荷軽減につながるかを検討。まずは試作品を作り、製造ラインでのテスト・検証を繰り返しながら、実際に使用できる精度へとブラッシュアップしていきます。大がかりな設備やシステムであれば外部の協力会社と共同で開発を行うこともありますが、近年は開発業務の内製化に取り組んでおり、部署内で装置の開発を完結させることをめざして取り組んでいる最中です。
03仕事でのエピソード
自分のアイデアやスキルによって現場の役に立てることがやりがい
以前、作業員による部品の取り間違えを防止するためのデジタルピッキングシステムを導入したところ、実際に工場のラインにのせた後に不具合を起こしたことがあります。自分の知識だけでは対処方法が分からなかったので、社内のさまざまな人にアドバイスをもらいながら解決することができました。クルマづくりの現場は多種多様な設備、システムの組み合わせで成り立っています。そのシステム単体でみれば問題がなくても、周囲の環境が複雑に影響して支障をきたす場合もあるため、それに見合った解決策を考えることは大変ですが、その分、自身のスキルアップにつながる貴重な経験になっています。
また、私は新たな設備やシステムを企画する立場なので、自分がいいと思って導入したシステムについて現場の方から「こんな仕組みが欲しかった」といった声を聞けることにやりがいを感じています。
04トヨタ自動車九州の雰囲気
品質への徹底したこだわり、不具合を見逃さない熱意に感嘆
製造現場の取り組みを直接目にしたり、作業員の皆さんの話を聞いたりする機会が多くありますが、高品質なクルマづくりへのこだわりに驚かされる場面が度々あります。工場では何万分の1台の異常であっても、お客様にとっては購入していただいたクルマがすべてです。一つの小さなミス、異常を見逃さず、追求するこだわりが徹底されているからこそ、レクサスブランドが世界に通用するのだと思います。自分たちが新たな仕組みを開発することで、より高品質なクルマづくりへとつながることがモチベーションになっていますね。
05これから挑戦したいこと
収集したデータを活用して、より良いクルマづくりへとつなげたい
トヨタ自動車九州ではさまざまなデータをクルマづくりに活用する取り組みが進んでいますが、まだ十分とはいえません。詳細なデータを収集できているものの、それを有効に利用しきれていない分野があるのが現状の課題。一つひとつのデータを関連付けて、例えば異常時の解析や異常発生前の検知につなげるなどの仕組みに落とし込めるように、その手法を検討していきたいと思っています。
私自身、学生時代に情報系を専攻していましたが、社内で情報系を得意とする人財の育成が進んでいる最中です。情報やデータの付加価値を高めて、より良いクルマづくりへとつなげる活動に積極的に取り組んでいくことがこれからの目標です。
- 8:30
- 出社 メール・スケジュールチェック
- 9:00
- 現場との調整、テスト内容確認
- 11:00
- 工場でのテスト
- 12:00
- 昼食休憩
- 13:00
- 仕入先との打ち合わせ
- 14:00
- チームミーティング
- 15:00
- テスト結果整理、仕様再検討
- 19:00
- 退社
製造工程での不具合のチェックを人の目に頼るのではなく、確実に判別するための自動検査装置の開発に携わっています。また、工場内の各部門に必要な部品などの指令を送る生産指示システムの更新も担当中です。