01入社を決めた理由
再生可能エネルギーへの先進的な取り組みに興味
学生時代に化学を専攻し、燃料電池などの研究を行っていたので、次世代エネルギーに関わる仕事がしたいと考えていました。当初は化学系のメーカーなどでの研究職を検討していましたが、私が就活を始める少し前にトヨタ自動車九州で、当時日本初となるエネルギーシステムを実現したことが、当社に興味をもったきっかけ。工場の太陽光発電から水素をつくり、その水素を自社で使用するという一貫したサイクルを1つの工場に導入したことが話題となっており、この会社なら最先端の技術に触れながら環境に優しいエネルギーに関わる仕事ができると考えました。
02現在の仕事内容
カーボンニュートラルに向けた取り組みを推進し、社内外に発信
工場からのCO2排出ゼロに向けた再生可能エネルギーの導入促進、水素社会実現に向けた水素利用の企画・運用が私の役割です。水素をはじめとした再生可能エネルギーに関する世の中の動向をキャッチアップし、トヨタ自動車九州の工場で再生可能エネルギーを活用するための方法を企画、検討。導入された設備に対してメンテナンスを行いつつ、例えば水素で動くフォークリフトなど、水素関連設備の使い方や法規などについての従業員教育も行っています。
また、カーボンニュートラルをめざす自社の取り組みを、社外に広くPRすることも重要な役割。業務内容は多岐にわたりますが、世間的な注目度の高いテーマに対して、最先端の技術に携われているので、とてもやりがいのある仕事です。
03仕事でのエピソード
水素エンジン車による耐久レースに自社でつくった水素を供給
2021年の夏に大分県で開催された耐久レースにトヨタは水素エンジンを搭載したカローラで参戦したのですが、その水素を供給するプロジェクトに参加したことが思い出に残っています。24時間耐久レースなので大量の水素が必要となり、その50%を九州でつくられた水素でまかなうというプロジェクト。宮田工場でつくられた再生エネルギー由来の水素(グリーン水素)も使用され、その供給体制を社外のプロジェクトメンバーとも協力しながら検討し、成功させたことは良い経験になりました。
トヨタ自動車九州として初めての取り組みを通して、水素社会実現をめざす他の企業の皆さんと知り合うことができ、また、自社の取り組みを社外に知ってもらえるきっかけにもなりました。
04トヨタ自動車九州の雰囲気
未知の分野を開拓するためのチャレンジを応援してくれる
再生可能エネルギーや水素といった次世代エネルギー分野は、ホットなテーマである反面、まだまだ知見や技術が確立されていない部分もあります。そのため自ら情報を収集し、CO2削減に向けた多様な選択肢の中から、これまでにやったことがない方法を試す必要もあるのですが、チャレンジを応援してくれる社風があることに心強さを感じています。明確な理由や意義をしっかりともっていれば、新しいことにどんどんチャレンジさせてもらえる職場であることは、トヨタ自動車九州の強みといえるでしょうね。
また、さまざまなバックボーンや考え方をもった人が社内にいるので、それぞれが活発に意見交換しながらプロジェクトを前に進めていける多様性も、トヨタ自動車九州ならではの魅力です。
05これから挑戦したいこと
レクサス車に「環境」という新たな付加価値を
工場内で使用するエネルギーに対する再生可能エネルギーの比率は年々上昇しています。今後もCO2排出ゼロという大きな目標に向かって、その旗振り役として設備やシステムの企画、導入を推進していきたいと思っています。トヨタ自動車九州で生産するレクサス車に「環境に優しいクルマ」という、新たな付加価値をつけていきたいですね。
また、これまで以上に自社の取り組みを社外に発信していくことも目標です。PR活動を促進することで、トヨタ自動車九州の環境に対する想いや具体的な活動を認知してもらい、水素社会やカーボンニュートラルといったテーマに興味を持つきっかけになれば嬉しいですね。
- 8:30
- 出社 メール・スケジュールチェック
- 9:00
- 業務報告資料作成
- 10:00
- グループミーティング
- 11:00
- 水素設備現地確認
- 12:00
- 昼食休憩
- 13:00
- 関係部署との打合せ
- 14:00
- 業務報告
- 15:00
- 仕入先とオンライン会議
- 16:00
- 仕入先とオンライン会議
- 17:00
- 料確認・明日のスケジュールチェック
- 17:30
- 退社
水素設備の確認は日々の業務ですが、それ以外は新規設備の企画・検討に専念することもあれば、PRの一環としてオンライン工場見学で子供に説明することもあり、日によって異なる多様な業務を楽しみながら取り組んでいます。